歌が紡ぐストーリー

2021年12月11日(土)と12日(日)に六本木ヒルズアリーナで開催される「Expanding Lights」の期間中、ラトビアと日本に縁のあるアーティストや、合唱団が多数参加して、豪華なステージを繰り広げます。

Expanding Lightsの詳細

参加アーティストのご紹介します。

加藤登紀子

加藤登紀子

加藤登紀子さんは、1968年に彼女が24歳の時に最初に行った海外でのコンサートツアーでラトビアを訪問。
デビュー50周年の際も記念コンサートをラトビアのリエパヤで行いました。

彼女の代表曲である「百万本のバラ」は、ラトビアのライモンズ・パウルスが作曲して「マーラが与えた人生」として1981年に誕生した歌が元になっており、後にグルジアの不遇の画家「プロスマニ」をモデルにしたロシア語の歌詞で「百万本のバラ」となり大ヒット、ソ連改革のシンボルソングとしても知られる名曲である。

加藤登紀子 Profile
ライモンズ・パウルス

ライモンズ・パウルス

加藤登紀子の代表作「百万本のバラ」を作曲した作曲家でありジャズ・ピアニスト。
ラトビアの著名な作曲家で、ソ連からの独立でも指導的な役割を果たし、後に初代文化大臣を務めた。

その代表作「百万本のバラ」は、元々ラトビア語の歌「マーラの与えた人生」として1981年に誕生した曲で、ラトビア神道の女神であるマーラは、人々に人生を与えたが幸せを与え忘れたのはなぜか?を問うラトビアの置かれた不遇を歌う曲であったが、後に「百万本のバラ」として新たな歌詞が与えられソ連圏で大ヒット曲となると、その歌の背景と相まってソ連改革のシンボルソングとして人々を励ました。

1989年にベルリンの壁が崩壊すると、バルト三国の200万人の人々が手を繋ぎ3つの国の首都を繋ぐ600kmの「人間の鎖」が作られ、1990年にラトビアはソ連からの独立を宣言したが、1991年1月20日にソ連の戦車が首都リガのシンボルであるドーム広場に侵入しよう市民がバリケードを作りドーム広場を守り独立を確固たるものとしたが、その先頭に立ったのもドーム広場に自身が所属するラジオ局「ラトビア放送局」があったライモンズ・パウルスであった。

後にその功績が認められラトビア再独立後の初代文化大臣を務めた。

ライモンズ・パウルス Profile
Aira Birzina / アイラ・ビルズィニャ

アイラ・ビルズィニャ

Aira Birzina(アイラ・ビルズィニャ)は、ラトビアが誇る世界無形文化遺産「歌の踊りの祭典」の総指揮者を務め、そこに集う数万人を束ね最高のハーモニーを奏でさせる事でも有名な指揮者である。

ラトビアは、その独立に当たっても1989年のベルリンの壁の崩壊後、他のバルト三国の首都を繋ぐ600kmの「人間の鎖」を200万人の人々が手を繋ぎ、歌を歌うことで1990年のソ連からの独立宣言に至った歌の国であり、日本の万葉集と同時期まで遡ると言われる口頭伝承の4行詩「ダイナ」にその歴史を遡ることができる。

ラトビア人にとって「ダイナ」や「合唱」は、その他国に支配される苦難の歴史の中で、インド・ヨーロッパ語族の中で最も早く枝別れし、その原型を止める言語としても知られる母国語である「ラトビア語」を守り、次の世代に自らの歴史や文化と共に伝える大切な手段でもあった。

アイラは、そんなラトビア人にとって大切な「合唱」、特に女性合唱の中心人物として、1947年創設の名門女性合唱団「DZINTARS(ジンタルス:日本語で琥珀の意味)」や、リガ大聖堂の女子合唱団「TIARA(ティアラ)」の指揮者を長年に渡り務めており、その他にも世界中の合唱コンテストで審査員を務め、また名門のラトビア国立音楽院でも教鞭をとる。

その長年にわたる功績が認められ、数多くの受勲にも輝いている。
これまで日本の合唱団との数多くの交流ももち、音楽を通じたラトビアと日本の相互理解の促進に対する彼女の貢献は、2021年に在ラトビア日本大使からも表彰状を贈られた他、その人生と、「歌と踊りの祭典」の様子は、ラトビア独立100周年を記念したNHKスペシャルとしても取り上げられた。

アイラ・ビルズィニャ Profile

 

加藤登紀子

加藤登紀子 - LatviaJapan
ライブパフォーマンス

加藤登紀子さんは、1968年に彼女が24歳の時に最初に⾏った海外でのコンサートツアーでラトビアを訪問。デビュー50周年の際も記念コンサートをラトビアで行った。彼女の代表作の⼀つ「百万本のバラ」は、ラトビアのライモンズ・パウルスが作曲した曲である

加藤登紀子 Profile

NHK 東京児童合唱団

NHK 東京児童合唱団 - LatviaJapan
ライブパフォーマンス

1952年に「少年少女に豊かな心を」という願いから創立された合唱団。2018年にはラトビア2都市を演奏訪問、リガ大聖堂内で合同演奏会も行った。

NHK 東京児童合唱団 Profile

Tautumeitas(タウトゥメイタス)

フォークグループTautumeitas(タウトゥメイタス) - LatviaJapan
ライブメッセージ&ビデオ

「フォークロアの女の子達」を意味するタウトゥメイタス。来日公演の経験も豊富で、日本全国をツアーし、新しいアレンジによるラトビアの民謡で世界の聴衆を沸かせている。

Tautumeitas Profile

ライモンズ・パウルス

ライモンズ・パウルス - LatviaJapan
ライブメッセージ&ビデオ

加藤登紀子の代表作「百万本のバラ」を作曲、ソ連からの独立も指導者的な役割を果たし、初代文化大臣を務めた。「百万本のバラ」は元々「マーラの与えた人生」という曲で、ラトビア神道のマーラは人に人生を与えたが幸せを与え忘れたのかという曲であった。

ライモンズ・パウルス Profile

Dzintars(ズィタルス)合唱団

Dzintars(ズィタルス)合唱団 - LatviaJapan
リモートライブ

1947年に創設されたラトビアの代表的な女性合唱団。「歌の踊りの祭典」でも最も優秀な合唱団に何度も選出される他、世界中のコンクールで優勝する

Dzintars合唱団 Profile

日本ラトビア音楽協会合唱団ガイスマ

日本ラトビア音楽協会合唱団ガイスマ- LatviaJapan
ライブパフォーマンス

早稲田大学のグリー倶楽部のOBを中⼼に結成された日本ラトビア音楽協会の合唱団として2009年に設立。外国人合唱団として異例の「歌と踊りの祭典」への参加を認められ2013年、2018年と参加、定期演奏会も開催している。

日本ラトビア音楽協会合唱団ガイスマ Profile

Uzmanibu!(ウーズマニーブ)

Uzmanibu!(ウーズマニーブ) - LatviaJapan
ライブメパフォーマンス

ライトビア語で「アテンション・プリーズ」を意味するウーズマニーブ、関西中心にラトビアの伝統楽器クアクレとバイオリンを演奏する日本初のアンサンブルです。

Uzmanibu! Profile

河西麻希&荒尾岳児

河西麻希&荒尾岳児 - LatviaJapan
ライブパフォーマンス

07年ラトビアで開催された国際サクソフォン音楽祭に参加して以来、ラトビアの音楽を演奏。今回は30年代に活躍したサックス奏者でラトビアのロマンチシズムを代表する「ガルータ」の楽曲を演奏する。ガルータはソ連占領下でラトビア人に勇気を与えた曲としても有名である。

河西麻希 Profile

荒尾岳児 Profile

畠山真央&山内悠里佳

畠山真央&山内悠里佳 - LatviaJapan
ライブパフォーマンス

畠山真央は女性5人によるアカペラグループ「Aura」メンバーで、山内悠里佳はハープ奏者として幅広い活躍を行う。今回はラトビアの代表的な作曲家イマンツ・カルニンシュの「天の川」の歌をパフォーマンスする。

畠山真央 Profile

山内悠里佳 Profile

久元祐子

久元祐子 - LatviaJapan
ライブパフォーマンス

ウィーン放送交響楽団、ラトビア国⽴交響楽団など、国内外の合奏団との共演が多数あり、ラトビアで首都リガのワーグナーホール、ブラックヘッズなどでリサイタルを開催した経験を持つ。

久元祐子 Profile

Masaki Nakagawa

Masaki Nakagawa - LatviaJapan
ライブパフォーマンス
ラトビアと⽇本の架け橋を目指し、YouTubeを中心に活躍するミュージシャン。ラトビアでも多くのフォロワーを持ち、今回は民謡からモダンミュージックまで幅広いジャンルのラトビアの楽曲を演奏する予定。

Masaki Nakagawa Profile