NHK東京児童合唱団
NHK東京児童合唱団は、1952年3月「少年小女に豊かな心を」という願いから、NHKの教育番組と子ども番組の充実を目的として創立された。
NHKの放送出演はもとより、海外の合唱団との交流や国内外の主要なオーケストラとの共演を重ね、1972年の創立20周年記念演奏会以来、毎年定期演奏会を開催。
邦人作曲家への合唱作品の委嘱など、多くの作品を国内外に紹介している。
「ゾルターン・コダーイ生誕100周年記念国際合唱コンクール」青少年部門第1位・総合部門グランプリなど、多数のコンクールで入賞した。
また、国内外への演奏旅行を数多く行っており2008年の欧州演奏旅行では、小中学生の団員が欧州5カ国を巡り、各地の演奏会、文化交流を成功に導いた。
また、2009年当団ユースシンガーズ(中高生)のイタリア演奏旅行では、ローマ法王に謁見および献歌を行い、バチカン放送により全世界に演奏が配信された。
2009年には、NHK交響楽団とともに「天皇・皇后両陛下ご成婚50周年記念コンサート」に出演。
そして、N響とは、2010年以来、数多く定期公演で共演続け、N響創立90周年記念特別演奏会(2016年)に出演。指揮者・パーヴォ・ヤルブィ(エストニア出身)の指揮の下で、マーラー/交響曲第3番、第8番を演奏するなど、国内外のオーケストラとの共演を深化させている。
2012年には、来日公演したウィーン国立歌劇場のオペラで共演するなど、国内外のオペラ合唱演奏にも数多く出演している。
2018年8月には、10年ぶりに海外演奏旅行(北欧・バルト諸国13日間)に赴き、フィンランド、エストニア、ラトビア各地において演奏会を開催。
ラトビアではスィグルダとリガの2都市を演奏訪問し、特にリガでは世界遺産に登録されているリガ大聖堂内で初めて少女合唱隊TIARAと合同演奏会を行なった。
その演奏楽曲の「さくらさくら」の歌声が大聖堂内に響きわたり、子どもたちの歌声はラトビアとの友好を一層深める架け橋となった。
2019年9月には,「ラクビーワールドカップ2019」日本大会でラクビーのテーマ曲である「World In Union」を開会式のラクビー会場で全団員が合唱演奏、その演奏出演した映像が全世界に配信され、合唱団の歌声が世界へと広がった。