ラトビアの観光都市9選!名所や楽しめるポイントもご紹介
ラトビアの観光都市や注目スポットを徹底紹介!ラトビアは国内各所に城や街並み、整備された緑や長閑な風景を楽しめる観光スポットが豊富な国です。
どんな観光都市があるのか、ぜひ覗いてみてください。
ラトビアの観光スポット・観光都市とは?
ラトビアは「バルトの貴婦人」と称されるほど、バルト三国のなかでも美しい観光都市として、特に風光明媚な景勝地に溢れた国として愛されています。
中世では首都リガを始め、多くの地で「リヴォニア騎士団」が軍事要塞などの拠点を築き、城のあった地が現在も重要都市として残っています。
またラトビア観光となると旧市街地が文化遺産に指定されている「リガ」が著名ですが、「リガ」のほか各地方都市にも多くの建造物や文化資料の残る博物館・美術館が点在。
現在もまだ中世時代の面影を残す都市が多く存在します。
本記事では首都のリガ以外でも魅力に溢れたラトビア各地の観光情報をご紹介。
ラトビアの観光について詳細情報を知っておきたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
ダウガフピルスで歴史的な建造物を楽しむ
ラトビアの観光地、1つ目に紹介するのは「ダウガフピルス」です。
ダウガフピルスはラトビアの東南部に位置しており、リトアニア・ベラルーシの国境に比較的近い場所の都市となります。
ダウガフピルスは都市の誕生以降、さまざまな国や勢力の影響を受けてきました。
近年も人口の半数はロシア系の民族で、ラトビア人より多くの人が居住している点からも垣間見えます。
ダウガフピルスが現在のように都市として区画整備されたのは19世紀。
当時のロシア帝国の支配下にあった時で、欧州最後の堡塁である「ダウガフピルス要塞」や、19世紀の大砲兵器庫を改装した「マーク・ロスコ・アートセンター」などが建築され現在も観光スポットとして栄えています。
ダウガフピルス最大の見どころスポットは、13世紀この街が都市化する起源となったリヴォニア帯剣騎士団の拠点「ディナブルク城遺跡」。
当時の遺構が完全に残っているわけではありませんが、中世ヨーロッパの軍事施設を楽しめる貴重な観光旅行になるでしょう。
歴史ある大都市であるダウガフピルス。ラトビア・ヨーロッパの歴史的建造物を見学したい場合、ぜひ訪れて欲しいおすすめの都市です。
ユールマラは巨大なラトビアー唯一のリゾート地
せっかくのラトビア観光、ラトビア随一のリゾート地でゆっくり過ごすのは如何でしょうか?
「ユールマラ」はラトビアの言葉で「海岸」を意味するリゾート都市で、首都のリガからすぐ北西、北側はリガ湾という場所に位置しています。
ビーチ沿いにある歴史あるユールマラのメインストリートは観光目的やショッピングや食事を楽しむのに最適なスポットです。
またユールマラは果てしなく長い巨大ビーチが魅力的です。
そのビーチの長さはなんと約24㎞!24㎞というと、国内で言えば東京駅から千葉県の船橋駅までの距離。
そんなスケールの大きなビーチを抱え、バカンスの定番地ともなっています。
ユールマラの観光地はビーチなどに限らず、100年近い歴史がある美しい木造建築の街並みも魅力です。
首都から近いリゾートエリアで質が高いレストランで舌鼓を打ち、雰囲気よいラトビア滞在を楽しんでみては?
リエパーヤで海岸の情景を楽しむ
ラトビア観光、3番目におすすめの都市は水に囲まれた都市である「リエパーヤ」です。
バルト海とリエパーヤ湖に囲まれていますが、この街でもっとも魅力的なのは現在に残るアールヌーヴォー建築!市内中心部は教会はじめ、歴史的建造物の宝庫となっており、美しい近代ヨーロッパ建築に心が踊ることでしょう。
アールヌーヴォー建築が広がるのは、市内中心部の「リエラ通り」と「グラウド通り」の2大通り。
70ヵ所の建造物が残されており、迫力ある建物は必見です。
リエラ通りにある「ローズ広場」も注目スポットであり、夏場はバラの名所として、冬場はクリスマスツリーなどの名所として季節ごとに姿を変える年中楽しめる広場となっています。
また海岸部は一転、砂浜が美しいビーチが広がっており、海岸の情景を楽しむことができます。建築物に海岸に、美しい情景に溢れた都市をお楽しみください。
イェルガヴァ
ラトビアの観光地おすすめ都市の4番目。首都のリガからそこまで離れていないところにある、のどかなラトビアの観光地をご紹介します。 「イェルガヴァ」は、リガより南西にある街で、川沿いの長閑な情景や緑に癒される自然豊かな観光地となっています。またイェルカヴァは13世紀頃に街の歴史がスタートした古くから存在する都市でもあります。 イェルガヴァの近くを流れるのはリエルぺ川とドリクサ川。
川沿いは緑あり景色ありの魅力的な散策路でもありますが、川の中州にはバロック様式の「イェルガヴァ宮殿」が見えてきます。
この宮殿はバルト三国の中でもトップクラスに規模の大きな宮殿であり、戦火に巻き込まれながらも再建を成し遂げ現在にもその姿を残しています。
600を超える部屋数のある巨大宮殿は外観から圧巻。
貴重な歴史的建造物兼、出土品を見学できる貴重な帯剣が可能な観光スポットとなっています。
ヴァルミエラで歴史深い建造物や自然を堪能
ヴァルミエラはラトビア北東の内陸部に位置する都市で、その歴史は13世紀のリヴォニア騎士団による城の建築から始まった歴史ある街です。
ヴァルミエラの注目スポットは「ヴァルミエラ城遺跡」と「聖シモン教会」で、この2施設ともに13世紀、リヴォニア騎士団の時代に作られた歴史ある建造物です。
城遺跡はロシアとの戦争によって破壊され外壁のみしか残っていませんが、現在は博物館がありヴァルミエラの歴史・文化を学べるスポットとなっています。
中世からその姿を変えない「聖シモン協会」は、クラシックな雰囲気のシンプルな教会。
ただし教会内にあるパイプオルガンはラトビアでも最大級のものが設置されており、一見の価値ありです。
街を流れる川沿いの静かな情景を楽しめるのもヴァルミエラの特徴です。
ヨーロッパ特有の時間の流れに身を任せ、ゆっくり堪能するのも良いでしょう。
スィグルダは伝説のある名所や観光地が楽しめる
スィグルダはラトビアの中心部ほどに位置する都市で、起伏が激しい山地となっている街です。
別名で「ラトビアのスイス」とも言われるこの地は、歴史のある建造物が残っているだけでなく、伝説のある名所など観光地として栄えています。
「スィグルダ古城」は13世紀、リヴォニア帯剣騎士団によって建てられた軍事要塞で、何度も戦闘によって破壊され価値がなくなった後に破棄。
その後残された建物は歴史的建造物として観光スポット化し、現在も多くの観光客を集めています。
対岸には同時期に建てられた「トゥライダ城」も望むことができ、歴史ある建物を楽しみつつ景勝地としての顔を持つ観光スポットです。
「古城」とは別に「スィグルダ新城」もあり、こちらは打って変わってモダンな造りとなっており、現在も議会場として機能しています。
またガウヤ国立公園は、ラトビアで最大の国立公園で自然を観光する目的で地域の持続可能な開発を確保するために設立されました。スィグルダ新城を囲う庭園は綺麗に整備され、突如広がる美しい緑はついカメラに収めたくなるでしょう!
クルディーガはラトビアのヴェネツィアと称されてるスポット
クルディーガはラトビアの西部にある町で、他の都市と比べるとコンパクトで町の規模は大きくないものの、現在も至るところに中世ラトビア都市の面影を残る歴史的スポットです。
クルディーガの特徴は、首都リガのような旧市街地があることでしょう。
この旧市街地は17世紀初頭頃、日本では徳川家康が幕府を開いた頃に最盛期を迎えていました。
当時この町は交易の重要拠点となっており、市街の至る所に川が流れその町の姿は「ラトビアのヴェネツィア」と形容されるほど。
400年近い歴史を持つ町に、100年規模の木造建築が並ぶ街並み。長閑ながらも眺めているだけで癒される景色を楽しめるでしょう。
また、自然が豊かな点もクルディーガのポイントです。「ヴェンタ滝」は、幅240メートルとヨーロッパトップクラスに横幅が広い圧巻の景勝地。
迫力満点の景色は必見です!
バウスカは中世ヨーロッパの一面を覗くことができる都市
ラトビア観光では多くの都市で中世の歴史的建造物をたっぷり見学できますが、このバウスカもまた貴重な建造物を楽しめる都市です。
宮殿と要塞の2面を持つ「バウスカ城」は、中世では裁判所や警察の法執行機関などが設置された重要施設として活躍していました。
17世紀、ロシアの侵攻で破壊されたものが修復され、一般公開されています。
中世期に作られた宮殿と要塞、当時の国家重要施設がどのようなものだったのか、その文化の片鱗を楽しめるでしょう。
バウスカでもっとも古い建造物である「バウスカ精霊教会」。
木々に囲まれた教会であり、緑豊かなスポットです。
見た目は古くシンプルな教会で装飾などを楽しむことはできませんが、中世ヨーロッパの一面を覗けるようで不思議な感覚に包まれる魅力があります。
カンダヴァでラトビア有数の風光明媚な景色を楽しむ
カンダヴァは美しい自然の風景が豊富な田舎町で、ラトビアでも有数の美しい緑の風景と、歴史的建造物や古道が残されています。
かつてカンダヴァの中心地にはリヴォニア騎士団の軍事要塞が築かれており、現在この地は「城塞の丘」として残っています。
城塞の丘は公園として整備されているので、ラトビアの自然を楽しみたい方には外せない観光スポットです。
カンタヴァにも旧市街地が残っており、古い建物と情景がマッチした美しい街並みが大きな魅力です。
公園には特徴的なモニュメントが飾られ、思わずうっとりするような景色は何時間見ても飽きません。
またカンタヴァには人工的な手がつけられていない、ナチュラルな自然を楽しめる古代渓谷にも注目です。
「アバヴァ川」の流域は保護区域として指定されており、一面にはこれまた緑の絶景が登場!
ラトビア有数の風光明媚な景色を楽しめるでしょう。
ラトビア観光まとめ
ラトビアの観光地は中世に活躍したリヴォニア騎士団の面影を残す城塞や、日本からすればファンタジーの舞台に迷い込んだかのような大自然の異世界空間が多く残ります。
どの都市に行っても、「昔のヨーロッパのイメージ」通りの美しい街並みと歴史的建造物が点在しており、飽きることなく見学できるでしょう。
日々の日常から離れて不思議な体験ができるのもラトビア観光の魅力。
ぜひラトビア観光で都市各地を回る際は、この記事を参考にしてみてください。